TOPひだまり便り>第1号


はじめまして。四月から発足しましたNPO法人ひだまりの初めてのお便りです。

 スタートから三ヶ月が過ぎ、六月末現在で会員数30名、賛助会員数20名になり、順調な滑り出しとなりました。皆様のご理解、ご協力に感謝しつつ、より一層充実した活動を目指していきたいと思います。

 ひだまり理事長 小関 茂

 ひだまりがようやく生まれました。温かみがあって優しそうな良い名前を付けて頂きました。 ひだまりは、父の樹会の皆さんのこういう物が欲しい、自分達で少しでも始めよう、そういう想いから誕生しました。
 千葉大学附属養護学校の有志の方による「いるかの会」からスタートし、父の樹会の生活支援部・時間預かりサービス事業に発展し、平成14年度の「メープルリーフ」に至る母親パワーによる地域生活を支える活動が、さらに前進しようとしています。

 父の樹会の理事会で特定非営利活動法人が話題に上り、設立を前提に検討を始めてから3年になります。 当初は成年後見制度に取り組もうと考えてのことでしたが、会員アンケートによる意識調査を進めるうちに、方向性は地域生活支援に変わってきました。 時期的にも、障害の有無を問わず生まれ育った地域で生きよう、そのための支援はどうあるべきかの時代を迎えつつありました。

 ひだまりの当面の主力事業は「メープルリーフ」による時間預かりや休日支援等を始めとする生活支援部門です。ここでは利用する人が主役となり、ひだまりはそのお手伝いをする役目になります。 しかしながら、成年後見は今年度の事業には入っていませんが忘れている訳ではありません。 地域での生活を続けるためには、経済面で頼れる制度の必要性は強まるでしょうし、ひだまりは子供達の先々を見た暮らしの支えを成年後見制度とどう結び付けられるか、皆さんと一緒に考えてまいります。

 ひだまりが生まれるまでには、設立に関わる諸書類の準備や検討で協力頂いた、障害児者の将来を守る父の樹会青木会長はじめ歴代理事の方たち、諸官庁との折衝や申請手続きに奔走された前支援センター長齋藤さん(現ひだまり専務理事)、創意と工夫で「メープルリーフ」を軌道に乗せた支援員の人たち等、数多くの方々に支えられました。
 まだ生まれて数ヶ月、未熟児のひだまりに皆さんのご指導と厚い支えを是非お願いいたします。 私たち理事一同もベストを尽くします。
 
お知らせ
かねてより募集していましたひだまりのシンボルマークが出来上がりました。  ひだまり理事長の親戚(野中奈生美さん)からのアイデアをもとに、メープルリーフ小川支援員の友人のデザイナーが格好良く仕上げて下さいました。 ちなみにメープルリーフのシンボルマークもこのデザイナーさんの作品です。 
 この種の作品を、商標登録というほど大げさではないにしても、何処かに登録して無断でまねをされないようにできるかどうか、ご存知の方がいればお教え下さい。     事務局

ひだまり理事会
 ひだまり理事会は、年齢や性別に関係なくざっくばらんに意見交換のできる雰囲気の中、生活支援、就労支援、各種サービスについて検討を重ねています。 5月18日の理事会では、理事7名、職員1名により以下のような議題について話し合われました。
[1]審議事項
  (1)平成15年度実施事業について
     ・就労支援の方向性について
     ・ひだまり便りの企画、担当者及び内容を検討
     ・情報センターとしての役割について・・・施設の情報や福祉の参考資料を揃えることから始める。
     ・メープルリーフにおける学童クラブ及びグループ利用の検討
[2]報告事項
  (1)平成14年度メープルリーフ事業報告について
  (2)県への実施報告について

 6月27日() ひだまり理事長小関、理事齋藤、藤原、職員小川が千葉市障害保健福祉課へ今年度二回目の訪問を行い、西山課長、根岸係長にお目にかかりました。 以前よりひだまりでは 行政の委託事業のサービスと共に民間事業所の提供する生活支援事業の必要性を訴え、我々のような事業所を利用する際の費用助成をしていただけるよう要望してきました。

 今回、この「一時介護委託料助成制度」の実現について再度お願いし、この制度が千葉市での民間レベルの地域生活支援事業の向上、サービス提供者の育成につながるということをお話し、御理解いただけました。 これからもひだまりでは千葉市や育成会、関係機関と連携し活動していきます。


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