TOPひだまり便り>24号(平成20年10月号)


 理事長より
 暑くて異常気象の日々がようやく過ぎて朝夕は涼しさを感じる季節になりましたが、ひだまりは暑さにも大雨にも負けずに地道な活動を続けています。
 メープルリーフも学校の夏休み中の支援を終えてほっと一息と言いたいところですが、秋になっても職員はなかなか忙しいようです。

 成年後見制度で検討していること
 平井理事を中心にひだまりのプロジェクトチームが検討を重ねてきました「この子の記録」の第1次原稿が、9月のひだまり理事会と障害児者の将来を守る父の樹会理事会で内容の照会と説明が行われ、年内に印刷用原稿が出来上がる運びとなりました。
 この冊子は、障害を持つ子供のこれまでの生い立ちや経歴、現在の状況、これからについての想いなどを記録として残す資料集です。
 学校を卒業し企業や施設にお世話になるときに子どものことを理解していただく記録として、また、親なき後を託す人に子どものことを理解していただく資料として活用していただきたいと願っています。この検討を重ねる過程で、記録に残しておくことの大切さを改めて認識させられました。
 県内でも各地の親の会で同様の記録集を様々な名前で発行することが検討されています。最初に発案し「親心の記録」を作成された船橋市手をつなぐ育成会に敬意を表します。

 植草学園大学を訪問しました
 9月17日、四街道市のNPO法人「風」の簗瀬理事長、NPOひだまり理事長小関、専務理事田川の3名で植草学園大学小倉キャンパスを訪問しました。
 同大学には、父の樹会の皆さんには懐かしい元附属養護学校の先生方が教授陣として在籍されており、お忙しいなか貴重な時間を頂きました。
 今回の訪問の目的は、植草学園が短期大学に加え今年度から4年生の大学を開設した機会に、私たちが運営する障害福祉サービス等事業所「メープルリーフ」に学生ボランティアを紹介していただくことと、あわせて「風」で企画した知的障害者ガイドヘルパー養成講座の受講生募集のお願いでした。ガイドヘルパーは移動支援のヘルパーとして働ける資格の一つです。
 資格を持てば有償での支援活動ができるようになるので、年限が限られる短大生よりも4年生の学生を対象にお願いをしました。

 短期大学副学長で福祉学科長の中坪晃一教授をお訪ねし、要件をお話した後大学学長室に案内されました。小出進学長は附属養護校長を2回にわたって勤められた知的障害の分野での先駆者のお1人であり、次の会議までの合間にお会いすることができました。その間に前校長の太田俊巳発達支援教育学科教授、同学科の藤田俊明教授も同席されて話が弾みました。
 その中で小出先生から知的障害者ガイドヘルパー要請講座を大学の来年度公開講座に組み込むことを発案され、その企画を私たちに委託するという大変有難いお話をいただきました。
 公開講座の大学側担当は藤田先生、短大側の担当は元附属養護学校PTA会長の佐藤慎二福祉学科教授で、佐藤先生にもお会いしてきました。同大学は開学初年度で設備を調った新校舎で福祉及び介護関連の人材養成を目指しており、短大部も含め来年度の入学希望者を募集中だということです。

 ソフトボール交流会に千葉市が加わりました
 障害児者の将来を守る父の樹会が毎年独自に開催してきたソフトボール交流会が今年は内容が変わりましたので、ひだまりの行事ではありませんが裏方として参加したのでお伝えします。
 平成22年度に千葉県でゆめ半島千葉大会と名づけて国体開催が予定され、同時に第10回全国障害者スポーツ大会が行われます。この大会に千葉市も地元政令市として、知的障害者ソフトボール競技にチームをエントリーできます。このため今年度は市が主催で実行している第16回ゆうあいピックに、ソフトボール競技の部を新設し、千葉市障害者自立支援課から障害児者の将来を守る父の樹会に競技運営の協力要請がありました。
 私たちは長年の交流会で運営の実績があり、そこを見込んで千葉市から依頼されましたので、快く養成に王することになりました。今回は千葉市ゆうあいピックと障害児者の将来を守る父の樹会主催の第23回青年学級対抗交流会を同時開催することになり、会が運営を受託するかたちで行われました。
 大会は8月24日(日)に行われ、ゆうあいピックは6チーム(千葉大学教育学部附属特別支援学校チームとラッキーズA)、交流会は5チーム(ラッキーズB)が参加しました。
 来年度も今年同様千葉市から協力を要請されており、引き続き同時開催することになっています。


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