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 成年後見制度実践講座より。
 3月8日(土)に本年度2回目の研修を長沼原勤労市民プラザで開催しました。講師としてPACガーディアンズ理事で社会福祉士の小川裕二氏をお招きし、当日は20名の方が参加されました。小川講師は後見人や補助人等を10件ほど受任されており、今回の講座では、実際に後見人になる場合の家庭裁判所への手続きや書類の記入方法、医師の診断書作成依頼やその費用等について具体的かつ分かり易く、実例を挙げて解説をしていただきました。簡単ですが当日の講座の一部を紹介します。


◆成年後見人は何をするの?
 本人に代わり本人の意向を汲んで財産の管理をしたり(どう引き出せるかが問題ですが、後見人の判断は二の次です)、法的な各種契約行為を行います。これを身上監護と言い、介護や世話をすることではありません。ご本人の身の回りの世話は後見人の仕事とはされていません。


◆成年後見人になれる人は?
 親族が受任されるケースが多いようです。望ましいのは財産管理を本人の為に運用してくれる人。ただし決めるのは家庭裁判所です。親が後見人候補者の場合はその子の財産を、家計や他の子に流用しているなどが無い限り申し立てが認められます。後見人候補者が本人の周りにいない場合は空白にして家庭裁判所に依頼することも出来ます。


本当に一部のみの簡単なご紹介となってしまいましたが、今後もこのようなかたちで勉強会を開いていく予定でいます。



成 年 後 見 実 践 講 座
−成年後見申し立てと受任をご検討の方へ−

 「障害児者の将来を守る父の樹会」と協力して行った「"親なき後は、親あるうちに"アンケート」の中で、「成年後見人をお願いする場合は、だれを第一候補者として考えますか」と言う項目がありました。
 この答えには兄弟姉妹が最も多く、父母、叔父叔母と答えられた方もいらっしゃいました。

 そこで、具体的に成年後見の申し立てと受任をご検討されている方々のための実践講座を開催することにいたしました。

 成年後見人として必要な知識や心構え、申し立ての手続き、そして受任後の実務等について学んでいただきます。
 既に成年後見人を受任されている方もご参加いただき、ご自身の経験等をお話しいただけるとありがたいです。

 ご本人の兄弟姉妹や、親戚の皆さんの参加も歓迎いたします。
 
  日時
平成20年3月8日(土)  午前10時00分〜12時00分

  場所
千葉市長沼原勤労市民プラザ 多目的ホール(2階)

勤労市民プラザのHPはこちら
  交通
  京成バス
   JR稲毛駅前2番乗り場 09:13、27分発
   山王町行き 長沼原住宅下車徒歩3分

  車をご利用の方
   駐車場を千葉大附属養護学校内に用意します。

  講師
小川 裕二氏 社会福祉士
 (PACガーディアンズ理事、ぱあとなあ千葉 運営委員長)

*ぱあとなあ千葉は千葉県社会福祉士会が運営する権利擁護センターの名称です。
  資料代
資料代  1,000円

  申し込み先
  2月21日(木)までに下記宛にお申込みください。

NPOひだまり事務所
TEL 043―258−8604
FAX 043―310−5061

  後援
障害児者の将来を守る父の樹会